Nokia

昨日、ついに初雪が降りました。雨のような雪のようなもので、量も少なく、うーーーーっすらと積もった程度ですが。

さて、最近Nokiaの衰退を色々な所で実感するようになりました。

Nokiaとはフィンランドの携帯電話(本体)の会社で、全盛期には全世界1のシェアを誇り、フィンランド国内だけで 2万人以上の従業員を抱える大企業でした(フィンランドの人口が500万と考えると、凄い数)。つまり、Nokiaは21世紀のフィンランド社会と経済発展を支えた会社でもあります。

Nokiaは一番だった。いわいるガラケーでは本当に、一番だったのです。

自分も、友達も、学校の先生も、みんなの持っている携帯は皆Nokia。みーんなが持っているから、着信音が被る。バリエーションはあるものの、同じフレーズ。着信音の代名詞みたいになってた。

ヘルシンキ工科大学はNokiaに支えられてたくさんの研究をし、Nokiaは卒業生を受け入れた。会社と提携して、お金あって、就職先に困らないなんて良いなとちょっと嫉妬したりして。

Nokiaは日本のものかと何度もフィンランドの外では聞かれた。聞かれるたびに訂正し、フィンランドがどんなに素晴しい所か力説していた。

でも、携帯がどんどんスマートフォンに変わるにつれ、時代の変化に置いて行かれてしまいました。それでも、なんとかくらいついて、Microsoftに吸収されても暫くはNokiaの名で携帯を売っていました。

それがついに、Nokiaの名が携帯電話から消えました。Microsoftの最新のものはMicrosoftであって、Nokiaではなくなりました。

名が無い事も衝撃ながら、代名詞になっていた着信音もデフォルトで入っていないんです。新しい携帯からはもうあのフレーズが出て来ないのだと思うと、悲しくなりました。

バスの中で着信音が鳴り響き、みんなが自分の携帯を見る。そんな光景ももう見れなくなるのか。あのフレーズが「懐かしのフレーズ」になり、この国から消えてしまうのか。そう思ったら、とても悲しい気持ちになりました。

もう夏期講習先も、就職先も、Nokiaにはありません。今はまた元の長靴(ゴム)屋さんに戻ってしまったようなものです。

でも私の携帯は未だにNokiaです。10年前のガラケーです。写真も撮れなければ、インターネットもできません。ゲームはつまらないシンプルなやつしかありません。着信音はタラ ララー ラタ ララー ラタ ラーラーラー♪です。
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